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苦難 【はしらにないつ】 (公教聖歌 #178)

はしら擔(にな)いつ カルワリオに
あえぎあえぎ 登らせたもう
ああ誰(た)が為か なやみませる
春まだあさく ニサンのつき
やま路(ぢ)なやみ たおれましし
いたましき様(さま) かしこきかも
みかおは紅(あけ)に ちりやまみる
汗つわぶき いばらのきず
亂(ろうが)わしくも 見たてまつる
岡上(おかえ)のはしら なにを語る
み手み足よ みわきばらよ
いつつのみ傷 あいのいずみ
主よ我身はも うき世のきず
かずはあれど たずき知らに
主と共にこそ しのぎゆかめ

▲ らうがはし(乱がはし): 乱雑である、さわがしい、やかましい。
▲ たづき(方便): 手段、方法、手がかり。
◆ 4分の4拍子: 四拍目から始まります。
● 第二節の歌詞「やま路」は、譜面では「やまぢ」、歌詞段では「やみ路」と なっています。ここでは、譜面に記載された歌詞を優先しています。

は[し]ら になー[い]つ カ[ル]ワーリオ[に]
あ[え]ぎ あえー[ぎ] の[ぼ]らせたー[もう]
あ[あ] たが たー[め]か な[や]みーませー[る]
は[る] まだあー[さ]く ニ[サ]ンーの つ[き]
や[ま]ぢ なやー[み] た[お]れましー[し]
い[た]ましきー [さ]ま か[し]こーきかー[も]
み[か]おは あー[け]に ち[り]やーまみ[る]
あ[せ]つわぶー[き] い[ば]らの きー[ず]
ろ[う]がわしー[く]も み[た]てーまつー[る]
お[か]えの はー[し]ら な[に]をー かた[る]
み[て] みあしー[よ] み[わ]きばらー[よ]
い[つ]つの みー[き]ず あ[い]のー いずー[み]
しゅ[よ] わがみー[は]も う[き]よーの き[ず]
か[ず]は あれー[ど] た[ず]き しらー[に]
しゅ[と] ともにー[こ]そ し[の]ぎーゆかー[め]