1 | 侘(わ)びしき日のとも すくいの十字架 うき世のなぐさめ うえなきちから いや遠長(とおなが)にし あがめ奉(まつ)らなん |
2 | さかえのみくらの たかきかしこき すくいのぬしをば わが城となし なれをばあおぎて 惱(なや)みを去らなん |
3 | 誇りは我が身に またあらなくに 十字架ぞまたなき わが道のとも 直(ひた)にや縋(すが)りて 死をのがれまし |
4 | あめつち崩るる ついの日來(き)なば 主の手によるもの こころしずしず みくにの御殿(みとの)に 進みぞいらなん |
5 | めでたし十字架よ うるわしの木よ なれこそさかえぞ のぞみのひかり ひかりの子等(こら)して なれを負まわし |
▲ いや: いよいよ、ますます。 ▲ とほながし(遠長し): 遠くはるかである。 ▲ ひた(直): ひたすら、まったく。 ◆ 4分の2拍子: 一拍目から始まります。 ● 二小節単位で一拍目を[ ]で囲ってあります。 |
1 | [わ]びしーき [ひ]のー とーも [す]くいのー [じゅうー]じーか [う]きよーの [な]ぐーさーめ [う]えなきー [ちー]かーら [い]やー とお[な]がーにし [あ]がめまー[つ]らなん |
2 | [さ]かえーの [み]くーらーの [た]かき かー[しー]こーき [す]くいーの [ぬ]しーをーば [わ]がしろー[とー]なーし [な]れーをば [あ]おーぎて [な]やみをー [さ]らなん |
3 | [ほ]こりーは [わ]がーみーに [ま]た あらー[なー]くーに [じゅう]じかーぞ [ま]たーなーき [わ]がみちー[のー] とーも [ひ]たーにや [す]がーりて [し]を のがー[れ]まし |
4 | [あ]めつーち [く]ずーるーる [つ]いのひー [きー]なーば [しゅ]のてーに [よ]るーもーの [こ]ころ しー[ずー]しーず [み]くーにの [み]とーのに [す]すみぞー [い]らなん |
5 | [め]でたーし [じゅう]じーかーよ [う]るわしー[のー] きーよ [な]れこーそ [さ]かーえーぞ [の]ぞみのー [ひー]かーり [ひ]かーりの [こ]らーして [な]れを おー[ま]わし |