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十字架 【わびしき日】 (公教聖歌 #188)

侘(わ)びしき日のとも すくいの十字架
うき世のなぐさめ うえなきちから
いや遠長(とおなが)にし あがめ奉(まつ)らなん
さかえのみくらの たかきかしこき
すくいのぬしをば わが城となし
なれをばあおぎて 惱(なや)みを去らなん
誇りは我が身に またあらなくに
十字架ぞまたなき わが道のとも
直(ひた)にや縋(すが)りて 死をのがれまし
あめつち崩るる ついの日來(き)なば
主の手によるもの こころしずしず
みくにの御殿(みとの)に 進みぞいらなん
めでたし十字架よ うるわしの木よ
なれこそさかえぞ のぞみのひかり
ひかりの子等(こら)して なれを負まわし

▲ いや: いよいよ、ますます。
▲ とほながし(遠長し): 遠くはるかである。
▲ ひた(直): ひたすら、まったく。
◆ 4分の2拍子: 一拍目から始まります。
● 二小節単位で一拍目を[ ]で囲ってあります。

[わ]びしーき [ひ]のー とーも [す]くいのー [じゅうー]じーか
[う]きよーの [な]ぐーさーめ [う]えなきー [ちー]かーら
[い]やー とお[な]がーにし [あ]がめまー[つ]らなん
[さ]かえーの [み]くーらーの [た]かき かー[しー]こーき
[す]くいーの [ぬ]しーをーば [わ]がしろー[とー]なーし
[な]れーをば [あ]おーぎて [な]やみをー [さ]らなん
[ほ]こりーは [わ]がーみーに [ま]た あらー[なー]くーに
[じゅう]じかーぞ [ま]たーなーき [わ]がみちー[のー] とーも
[ひ]たーにや [す]がーりて [し]を のがー[れ]まし
[あ]めつーち [く]ずーるーる [つ]いのひー [きー]なーば
[しゅ]のてーに [よ]るーもーの [こ]ころ しー[ずー]しーず
[み]くーにの [み]とーのに [す]すみぞー [い]らなん
[め]でたーし [じゅう]じーかーよ [う]るわしー[のー] きーよ
[な]れこーそ [さ]かーえーぞ [の]ぞみのー [ひー]かーり
[ひ]かーりの [こ]らーして [な]れを おー[ま]わし