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昇天 【ひさかたの】 (公教聖歌 #217)

* (をりかへし)
ひさかたの
雲井(くもい)を遙(はる)か みあるじと
終(つい)の住家(すみか)や 共にせまほし
あさに日(け)に
思い絶(たえ)せぬ あまつくに
昇れる君の あと懐かしみ
* ひさかたの
雲井(くもい)を遙(はる)か みあるじと
終(つい)の住家(すみか)や 共にせまほし
主のいます
御國(みくに)戀(こい)しけ うき世をば
過難(すぎがて)にする 我ならなくに
* ひさかたの
雲井(くもい)を遙(はる)か みあるじと
終(つい)の住家(すみか)や 共にせまほし
おやたちも
妹背(いもせ)友どち とことわに
變(かわ)らで住(すま)ん みくに偲ばゆ
* ひさかたの
雲井(くもい)を遙(はる)か みあるじと
終(つい)の住家(すみか)や 共にせまほし

▲ ひさかたの(久方の): 天、雨、月、雲、空、光などにかかる枕詞。
▲ くもゐ(雲井・雲居): 雲、雲のある遠くの空、遠く離れた所。
▲ せまほし(為まほし): 〜したい、〜したいと思う。
▲ すぎがてに(過難に): 通りすぎようとして 通りすぎることができそうにないさま。
▲ いもせ(妹背): 「いも(=妻」)と「せ(=夫)」で夫婦。 男女、兄と妹、姉と弟。
▲ どち: 仲間。互いに仲間、同類であることを示す語。

◆ 4分の4拍子: 4拍目から始まります。

* (をりかへし)
ひ[さ]かたー[の]
く[も]いーをー はー[る]か みー[あ]るー[じ]ーと
つい[の] すみーかー[やー] とも[に] せまーほー[し]
あ[さー]に けー[に]
おも[い] たえせー[ぬ] あ[まー]つ[くー]に
のぼ[れ]る きみー[の] あとー [なー]つーかしー[み]
* ひ[さ]かたー[の]
く[も]いーをー はー[る]か みー[あ]るー[じ]ーと
つい[の] すみーかー[やー] とも[に] せまーほー[し]
しゅ[のー] い[まー]す
みく[に] こいしー[け] う[きー]よ[をー]ば
すぎ[が]てに すー[る] われー[なー]らー なくー[に]
* ひ[さ]かたー[の]
く[も]いーをー はー[る]か みー[あ]るー[じ]ーと
つい[の] すみーかー[やー] とも[に] せまーほー[し]
お[やー]た[ちー]も
いも[せ] ともどー[ち] と[こー]と[わー]に
かわ[ら]で すまー[ん] みくー[にー] しーのばー[ゆ]
* ひ[さ]かたー[の]
く[も]いーをー はー[る]か みー[あ]るー[じ]ーと
つい[の] すみーかー[やー] とも[に] せまーほー[し]


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