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聖心 【やすみしし】 (公教聖歌 #272)

八隅(やすみ)しし わが大君(おおぎみ)は
眼に見えず 觸れず聞えず
さあれわれ知る
(をりかへし)
みな人の 戀(こ)うる聖心(みこころ)
おとなえば うべも戀(こい)けり
靈(たま)のさやけみ
地のはたて 陰府(よみ)の澳(おき)えに
我がゆくも 君はおわせれ
とうときろかも
(をりかへし)
みな人の 戀(こ)うる聖心(みこころ)
おとなえば うべも戀(こい)けり
靈(たま)のさやけみ
みこころや 照らし在(おわ)さめ
世のひとは 憎み合えるを
われやすきあり
(をりかへし)
みな人の 戀(こ)うる聖心(みこころ)
おとなえば うべも戀(こい)けり
靈(たま)のさやけみ

▲ やすみしし: 枕詞。「大君」にかかる。
 安く平らかにお治めになる。八隅をくまなくお治めになる。
▲ おとなう: 響く。訪れる、尋ねる。
▲ うへ: 上の位置→天皇、主上、主君。
▲ こふ: 思い慕う。
▲ さやけし: 清い、すんでいる。
◆ 8分の6拍子: 1拍目から始まります。

[やー]すみーし[しー] [わ]が おおーぎ[み]は
[めー]に みーえ[ずー] ふ[れ]ず きこーえ[ず]
さ[あ]れ われー し[る]
(をりかへし)
[み]なび[と]の [こ]うる みここ[ろ]
[おー]となえ[ばー] う[べ]も こいーけ[り]
た[ま]の さやーけ[み]
[ちー]の はーた[てー] [よ]みの おーき[え]に
[わー]が ゆーく[もー] き[み]は おわーせ[れ]
と[う]ときろーか[も]
(をりかへし)
[み]なび[と]の [こ]うる みここ[ろ]
[おー]となえ[ばー] う[べ]も こいーけ[り]
た[ま]の さやーけ[み]
[みー]ここーろ[やー] [て]らし おーわ[さ]め
[よー]の ひーと[はー] に[く]みあえーる[を]
わ[れ] やすきーあ[り]
(をりかへし)
[み]なび[と]の [こ]うる みここ[ろ]
[おー]となえ[ばー] う[べ]も こいーけ[り]
た[ま]の さやーけ[み]


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