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あめなる きさいの 聖母(みはは)マリア 慕わし 地にては くるしみ あめにてはさかゆ ゆかしきその御名(みな) |
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みつかい こぞりて 聖(きよ)きみ名を稱(たた)えつ あさなに ゆうなに みうたをささげて みそばよ はなれず |
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なみだも しぬぬに み側(そば)戀(こう)る世の子等(こら) まみゆる 日をのみ よろこびしのびて いや増すのぞみや |
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のぞみは みそらの 暁(あけ)の星とかがやき 日にけに あおぎて みははよなつかし みたすけ乞いつつ |
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みははよ 汝(な)が子は 涙の谷いぶせく したいに したいて みたすけ乞い祈(の)る とりなしたまえや |
▲ ゆかし(床し):なんとなく慕わしい。 ▲ しぬふ(忍ふ・偲ふ)→しのふ:こらえる。 ▲ まみゆ(見ゆ):「面会する」意の謙遜語。お目にかかる。 ▲ いぶせし: (不分明、きたない、恐ろしい、思うようにならない、などのため 不愉快で気が晴れない感じをあらわす) ◆ 4分の3拍子: 1拍目から始まります。 |
1 |
[あ]めな[る] [き]さい[の] [み]はは [マ]リア [し]たわ[し] [ち]にて[は] [く]るし[み] [あ]めに[て]はー [さ]か[ゆ] [ゆ]かし[き] そー[の] み[な] |
2 |
[み]つか[い] [こ]ぞり[て] [き]よき [み]なを [た]たえ[つ] [あ]さな[に] [ゆ]うな[に] [み]うた[を] さー[さ]げ[て] [み]そば[よ] はー[な]れ[ず] |
3 |
[な]みだ[も] [し]ぬぬ[に] [み]そば [こ]うる [よ]の こ[ら] [ま]みゆ[る] [ひ]をの[み] [よ]ろこ[び] しー[の]び[て] [い]やま[す] のー[ぞ]み[や] |
4 |
[の]ぞみ[は] [み]そら[の] [あ]けの [ほ]しと [か]がや[き] [ひ]にけ[に] [あ]おぎ[て] [み]はは[よ] なー[つ]か[し] [み]たす[け] こー[い]つ[つ] |
5 |
[み]はは[よ] [な]がこ[は] [な]みだ[の] たに [い]ぶせ[く] [し]たい[に] [し]たい[て] [み]たす[け] こー[い]の[る] [と]りな[し]たー[ま]え[や] |