1 |
そらのかなた まさやけく ふな路(ぢ)しめす うみのほし 波をけたてて 我等はゆく |
2 |
あしたゆかば あけのほし ゆうべゆかば うみのほし 漕ぐ濁り江の 道もなおし |
3 |
峻(こご)しき岩 かくれ礁(いわ) たゆとう舟 みずさきに 波にうつろう のぞみの星 |
▲ まさやか:「ま」は美称の接頭語。はっきりしている。明瞭。=さやか ▲ 濁り江:水の濁った入り江。 ▲ なほし(直し):まっすぐだ。平らかだ。整っている。ふつうだ。 ▲ こごし:岩がとつとつして重なり、けわしい。 ▲ たゆたふ:あちこち揺れ漂う。漂って定まらない。ためらって進まない。 ▲ うつらふ→うつろふ(映ろふ):光や影などが映る。 ◆ 4分の4拍子: 1拍目から始まります。 |
1 |
[そ]らの か[な]た [まー]さーやーけー[く] [ふ]なぢ し[め]す [うー]みーのー ほー[し] なー[み]を けーたー[て]て わ[れー]らーは ゆ[く] |
2 |
[あ]した ゆ[か]ば [あー]けーのー ほー[し] [ゆ]うべ ゆ[か]ば [うー]みーのー ほー[し] こー[ぐ] にごーりー[え]の み[ちー]もー なお[し] |
3 |
[こ]ごしき [い]わ [かー]くーれーいー[わ] [た]ゆとう [ふ]ね [みー]ずーさーきー[に] なー[み]に うーつー[ろ]う の[ぞー]みーの ほ[し] |