* | (をりかへし) たのしけく まつる五月(さつき)の ほぎうたよ 調べもさやに 天(あめ)にひびかえ |
1 | みそらには みつかい歌い ゆき交(か)いて 御民(みたみ)のははを 稱(たた)えあえるも |
* | たのしけく まつる五月(さつき)の ほぎうたよ 調べもさやに 天(あめ)にひびかえ |
2 | み立たしに 千草(ちぐさ)八千草(やちぐさ) みどりなし 御衣(みけし)なずさい 手向(たむけ)するかも |
* | たのしけく まつる五月(さつき)の ほぎうたよ 調べもさやに 天(あめ)にひびかえ |
3 | きよけさよ 聖母(みはは)のこころ 衣(きぬ)に見て あやに着欲(きほし)き そのみ衣(けし)はも |
* | たのしけく まつる五月(さつき)の ほぎうたよ 調べもさやに 天(あめ)にひびかえ |
4 | みははこそ わが垂乳根(たらちね)の ははなれや その母の子は 母に似ほしき |
* | たのしけく まつる五月(さつき)の ほぎうたよ 調べもさやに 天(あめ)にひびかえ |
▲ ちくさ(千草): 種々の草。多くの草。 ▲ やちぐさ(八千種、八千草): たくさんの草。多くの種類。 ▲ たむけ(手向け): 神や仏に花・香などを供えること。 ▲ あやに: わけもなく。むしょうに。 ▲ きほし(着欲し): 着たい。着たく思う。 ▲ たらちねの(垂乳根): 母、みおも、親、にかかる枕詞。 ◆ 8分の6拍子: 4拍目から始まります。 |
* | (をりかへし) たの[し]け[く] まーつ[る] さつーき[の] ほぎ[う]た[よ] しーら[べ]も さや[に] あーめ[にー] ひびか[え] |
1 | みそ[ら]に[は] みーつ[か]い うた[い] ゆき[か]い[て] みーた[み]の はは[を] たーた[えー]あえる[も] |
* | たの[し]け[く] まーつ[る] さつーき[の] ほぎ[う]た[よ] しーら[べ]も さや[に] あーめ[にー] ひびか[え] |
2 | みた[た]しに ちーぐ[さ] やちぐ[さ] みど[り]な[し] みーけ[し] なずさ[い] たーむ[けー] するか[も] |
* | たの[し]け[く] まーつ[る] さつーき[の] ほぎ[う]た[よ] しーら[べ]も さや[に] あーめ[にー] ひびか[え] |
3 | きよ[け]さ[よ] みーは[は]の ここ[ろ] きぬ[に] み[て] あーや[に] きほし[き] そーの [みー]けしは[も] |
* | たの[し]け[く] まーつ[る] さつーき[の] ほぎ[う]た[よ] しーら[べ]も さや[に] あーめ[にー] ひびか[え] |
4 | みは[は]こ[そ] わーが [た]らちね[の] はは[な]れ[や] そーの [は]はの こ[は] はーは[にー] にほし[き] |
* | たの[し]け[く] まーつ[る] さつーき[の] ほぎ[う]た[よ] しーら[べ]も さや[に] あーめ[にー] ひびか[え] |