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聖母月 【たのしけく】 (公教聖歌 #361)

* (をりかへし)
たのしけく
まつる五月(さつき)の ほぎうたよ
調べもさやに 天(あめ)にひびかえ
みそらには
みつかい歌い ゆき交(か)いて
御民(みたみ)のははを 稱(たた)えあえるも
* たのしけく
まつる五月(さつき)の ほぎうたよ
調べもさやに 天(あめ)にひびかえ
み立たしに
千草(ちぐさ)八千草(やちぐさ) みどりなし
御衣(みけし)なずさい 手向(たむけ)するかも
* たのしけく
まつる五月(さつき)の ほぎうたよ
調べもさやに 天(あめ)にひびかえ
きよけさよ
聖母(みはは)のこころ 衣(きぬ)に見て
あやに着欲(きほし)き そのみ衣(けし)はも
* たのしけく
まつる五月(さつき)の ほぎうたよ
調べもさやに 天(あめ)にひびかえ
みははこそ
わが垂乳根(たらちね)の ははなれや
その母の子は 母に似ほしき
* たのしけく
まつる五月(さつき)の ほぎうたよ
調べもさやに 天(あめ)にひびかえ

▲ ちくさ(千草): 種々の草。多くの草。
▲ やちぐさ(八千種、八千草): たくさんの草。多くの種類。
▲ たむけ(手向け): 神や仏に花・香などを供えること。
▲ あやに: わけもなく。むしょうに。
▲ きほし(着欲し): 着たい。着たく思う。
▲ たらちねの(垂乳根): 母、みおも、親、にかかる枕詞。
◆ 8分の6拍子: 4拍目から始まります。

* (をりかへし)
たの[し]け[く]
まーつ[る] さつーき[の] ほぎ[う]た[よ]
しーら[べ]も さや[に] あーめ[にー] ひびか[え]
みそ[ら]に[は]
みーつ[か]い うた[い] ゆき[か]い[て]
みーた[み]の はは[を] たーた[えー]あえる[も]
* たの[し]け[く]
まーつ[る] さつーき[の] ほぎ[う]た[よ]
しーら[べ]も さや[に] あーめ[にー] ひびか[え]
みた[た]しに
ちーぐ[さ] やちぐ[さ] みど[り]な[し]
みーけ[し] なずさ[い] たーむ[けー] するか[も]
* たの[し]け[く]
まーつ[る] さつーき[の] ほぎ[う]た[よ]
しーら[べ]も さや[に] あーめ[にー] ひびか[え]
きよ[け]さ[よ]
みーは[は]の ここ[ろ] きぬ[に] み[て]
あーや[に] きほし[き] そーの [みー]けしは[も]
* たの[し]け[く]
まーつ[る] さつーき[の] ほぎ[う]た[よ]
しーら[べ]も さや[に] あーめ[にー] ひびか[え]
みは[は]こ[そ]
わーが [た]らちね[の] はは[な]れ[や]
そーの [は]はの こ[は] はーは[にー] にほし[き]
* たの[し]け[く]
まーつ[る] さつーき[の] ほぎ[う]た[よ]
しーら[べ]も さや[に] あーめ[にー] ひびか[え]