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天使(みつかい)の宣り給えば 謙下りますマリア み救の聖子(みこ)の母と まこと定りましぬ (をりかへし) み冠りはロザリオ 薔薇の花うち香り いのりは珠の數々(かずかず) みまえに漂(ただよ)えかし |
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やまざとにその友垣(ともがき) 惠み訪(おとな)いませば 我主の御母來ますと 胎の子は躍(おどり)たり (をりかへし) み冠りはロザリオ 薔薇の花うち香り いのりは珠の數々(かずかず) みまえに漂えかし |
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玉の臺(うてな)をしりぞけ 賎が馬屋(まや)に來りて 救のみ子あれましぬ 聖き母の宿りに (をりかへし) み冠りはロザリオ 薔薇の花うち香り いのりは珠の數々(かずかず) みまえに漂えかし |
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掟をば無みしまさで 大宮に嬰り兒(みどりご)を み父の聖手(みて)に委ねて 捧げ奉りし聖母(みはは) (をりかへし) み冠りはロザリオ 薔薇の花うち香り いのりは珠の數々(かずかず) みまえに漂えかし |
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み父の家に來りて み子暫し御目(おめ)離(さか)り 再びみ母の御手に 歸(かえ)り給うよろこび (をりかへし) み冠りはロザリオ 薔薇の花うち香り いのりは珠の數々(かずかず) みまえに漂えかし |
▲ ともがき(友伴・朋友): 友だち、友人。 ▲ たまのうてな(珠のうてな): 豪華な建物。 ▲ おほみや(大宮): 皇居の総称。 ▲ さかる(離る): 離れる、遠ざかる。 ◆ 4分の4拍子: 1拍目から始まります。 |
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[み]つかいの [の]りたまえば [へ]りくだりま[すー] マリア [み]すくいの [み]この ははと [ま]こと さだま[り]ましぬ (をりかへし) [み]かむりは [ロー]ザーリオ [ば]らの はな う[ち]かおり [い]のりは た[ま]の かずかず [み]まえに ただ[よ]えかし |
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[や]まざとに [そ]のともがき [め]ぐみ おとな[いー]ませば [わ]がしゅの み[は]は きますと [た]いのこは お[ど]りたり (をりかへし) [み]かむりは [ロー]ザーリオ [ば]らの はな う[ち]かおり [い]のりは た[ま]の かずかず [み]まえに ただ[よ]えかし |
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[た]まの うて[な]を しりぞけ [し]ずが まやに [きー]たりて [す]くいの み[こ] あれましぬ [き]よき ははの [や]どりに (をりかへし) [み]かむりは [ロー]ザーリオ [ば]らの はな う[ち]かおり [い]のりは た[ま]の かずかず [み]まえに ただ[よ]えかし |
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[お]きてをば [な]みしまさで [お]おみやに み[どー]りごを [み]ちちの み[て]に ゆだねて [さ]さげまつり[し] みはは (をりかへし) [み]かむりは [ロー]ザーリオ [ば]らの はな う[ち]かおり [い]のりは た[ま]の かずかず [み]まえに ただ[よ]えかし |
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[み]ちちの い[え]に きたりて [み]こ しばし お[めー]さかり [ふ]たたび み[は]はの みてに [か]えりたもう [よ]ろこび (をりかへし) [み]かむりは [ロー]ザーリオ [ば]らの はな う[ち]かおり [い]のりは た[ま]の かずかず [み]まえに ただ[よ]えかし |