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かみの子の 掟てし石の 聖ペトロ とわの御國を 今日もまもらえ (をりかへし) ももしきの 大宮どころ うごきなく みかどのかぎ 手に持立(もちたた)す 君をしぞ思う |
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おおぎみの 委ねましけん ひとの世の 羔(ひつじ)ことごと きみよ知りませ (をりかへし) ももしきの 大宮どころ うごきなく みかどのかぎ 手に持立(もちたた)す 君をしぞ思う |
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眞木(まき)ばしら 太高しきて かみのいえ 大きく建てり 君が奥津城(おくつぎ) (をりかへし) ももしきの 大宮どころ うごきなく みかどのかぎ 手に持立(もちたた)す 君をしぞ思う |
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陰府の子の効果(しるし)を無みと たたかいの 矛を収める ときの待たるる (をりかへし) ももしきの 大宮どころ うごきなく みかどのかぎ 手に持立(もちたた)す 君をしぞ思う |
▲ ももしき(百敷、百磯城): 皇居、宮廷。 △ ももしきの: 多くの石を畳み築いた建物の意から「大宮」にかかる。 ▲ おほきみ(大君、大王): 天皇、皇族、親王、諸王の尊敬語。 ▲ まき(眞木、槇): 立派な良質の木。「檜(ひのき)」の異名。 ▲ おくつき(奥津城): (奥まった場所にある区城の意) 神や霊のおさまりしずまっている所。神の宮居。 ◆ 4分の4拍子: 4拍目から始まります。 |
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か[み]の こー[の] おき[て]し いし[の] せ[い]ペトー[ロ] とわ[の] みくに[を] きょう[も] まもらー[え] (をりかへし) も[もー]しー[きー]の おお[み]や どこ[ろ] う[ごー]きー[なー]く み[か]どの か[ぎ] て[に] もちた[たー]す きみ[を]しぞ おも[う] |
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お[お]ぎみー[の] ゆだ[ね]ましけ[ん] ひ[と]の よー[の] ひつ[じ] ことご[と] きみ[よ] しりまー[せ] (をりかへし) も[もー]しー[きー]の おお[み]や どこ[ろ] う[ごー]きー[なー]く み[か]どの か[ぎ] て[に] もちた[たー]す きみ[を]しぞ おも[う] |
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ま[き]ばしー[ら] ふと[た]かしき[て] か[み]の いー[え] おお[き]く たて[り] きみ[が] おくつー[ぎ] (をりかへし) も[もー]しー[きー]の おお[み]や どこ[ろ] う[ごー]きー[なー]く み[か]どの か[ぎ] て[に] もちた[たー]す きみ[を]しぞ おも[う] |
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よ[み]の こー[の] しる[し]を なみ[と] た[た]かいー[の] ほこ[を] おさめ[る] とき[の] またるー[る] (をりかへし) も[もー]しー[きー]の おお[み]や どこ[ろ] う[ごー]きー[なー]く み[か]どの か[ぎ] て[に] もちた[たー]す きみ[を]しぞ おも[う] |