主イエズス・キリスト、 主は十字架の刑によりて、 聖ペトロ・バプチスタ、聖パウロ三木、 およびその他の殉ヘ者をして、 主の御鑑みにならわしめ、 日本國民の信仰の初穂として、 かれらの鮮血を納め給えり。 願わくは二十六聖殉ヘ者の御取次によりて、 堅固なる信仰と迫害に堪うる勇氣とを われらに得しめ給え。アーメン。(二月五日) |
1 | 雄々しくも潔ぎよき 強者(つわもの)ぞ 主のため 玉の緒こそ絶ちけれ 天晴(あわ)れ その功(いさお)し (をりかへし) 天地(あめつち)はよしや 崩るともそのみ名は 朽ちせず永久(とこしなえ)に |
2 | 主を知らぬ世の為に 命すら惜しまで つよく眞實(まこと)しめしし 遠(とお)つ祖(おや)のいさお (をりかへし) 天地(あめつち)はよしや 崩るともそのみ名は 朽ちせず永久(とこしなえ)に |
3 | いつわりを好まざる やまと心(ごころ)をもて 眞理(しんり)の光りを享(う)け 神につかえし業(わざ) (をりかへし) 天地(あめつち)はよしや 崩るともそのみ名は 朽ちせず永久(とこしなえ)に |
4 | あざけるものの嘲(あざ)み 胸にしのぶ草(ぐさ)の 土をはなれ雲居(くもい)に いや榮ゆる名譽(ほまれ) (をりかへし) 天地(あめつち)はよしや 崩るともそのみ名は 朽ちせず永久(とこしなえ)に |
▲ たまのを(玉の緒): 命。 ▲ あはれ: 感嘆、悲哀、哀憐、驚嘆などの感動をあらわす語。 ▲ よしや: たとえ、よしんば、かりに。 ▲ いや: いよいよ、ますます。最も、いちばん。 ◆ 4分の4拍子: 4拍目から始まります。 |
1 | おお[し]くも いーさぎ[よ]き つわ[も]のぞ しゅーの た[め] たま[の]おこそー たち[けー]れ あわ[れ] その いさお[し] (をりかへし) あめ[つ]ちは よ[しー]や [く]ずるとも そ[の] みなは [く]ちせず とこ[し]なえに |
2 | しゅを [し]らぬ よーのた[め]に いの[ち]すら おーしま[で] つよ[く] まことー しめ[しー]し とお[つ] おやの いさ[お] (をりかへし) あめ[つ]ちは よ[しー]や [く]ずるとも そ[の] みなは [く]ちせず とこ[し]なえに |
3 | いつ[わ]りを こーのま[ざ]る やま[と]ごころーを も[て] しん[り]の ひかーりを [うー]け かみ[に] つかえしわ[ざ] (をりかへし) あめ[つ]ちは よ[しー]や [く]ずるとも そ[の] みなは [く]ちせず とこ[し]なえに |
4 | あざ[け]るものーの あ[ざ]み むね[に] しのぶーぐさ[の] つち[を] はなれー くも[いー]に いや[さ]かゆる ほま[れ] (をりかへし) あめ[つ]ちは よ[しー]や [く]ずるとも そ[の] みなは [く]ちせず とこ[し]なえに |