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日本聖殉教者 【おおしくも】 (公教聖歌 #407)

主イエズス・キリスト、
主は十字架の刑によりて、
聖ペトロ・バプチスタ、聖パウロ三木、
およびその他の殉ヘ者をして、
主の御鑑みにならわしめ、
日本國民の信仰の初穂として、
かれらの鮮血を納め給えり。
願わくは二十六聖殉ヘ者の御取次によりて、
堅固なる信仰と迫害に堪うる勇氣とを
われらに得しめ給え。アーメン。(二月五日)

雄々しくも潔ぎよき 強者(つわもの)ぞ 主のため
玉の緒こそ絶ちけれ 天晴(あわ)れ その功(いさお)し
(をりかへし)
天地(あめつち)はよしや 崩るともそのみ名は
朽ちせず永久(とこしなえ)に
主を知らぬ世の為に 命すら惜しまで
つよく眞實(まこと)しめしし
遠(とお)つ祖(おや)のいさお
(をりかへし)
天地(あめつち)はよしや 崩るともそのみ名は
朽ちせず永久(とこしなえ)に
いつわりを好まざる やまと心(ごころ)をもて
眞理(しんり)の光りを享(う)け 神につかえし業(わざ)
(をりかへし)
天地(あめつち)はよしや 崩るともそのみ名は
朽ちせず永久(とこしなえ)に
あざけるものの嘲(あざ)み 胸にしのぶ草(ぐさ)の
土をはなれ雲居(くもい)に いや榮ゆる名譽(ほまれ)
(をりかへし)
天地(あめつち)はよしや 崩るともそのみ名は
朽ちせず永久(とこしなえ)に

▲ たまのを(玉の緒): 命。
▲ あはれ: 感嘆、悲哀、哀憐、驚嘆などの感動をあらわす語。
▲ よしや: たとえ、よしんば、かりに。
▲ いや: いよいよ、ますます。最も、いちばん。
◆ 4分の4拍子: 4拍目から始まります。

おお[し]くも いーさぎ[よ]き つわ[も]のぞ しゅーの た[め]
たま[の]おこそー たち[けー]れ あわ[れ] その いさお[し]
(をりかへし)
あめ[つ]ちは よ[しー]や [く]ずるとも そ[の] みなは
[く]ちせず とこ[し]なえに
しゅを [し]らぬ よーのた[め]に いの[ち]すら おーしま[で]
つよ[く] まことー しめ[しー]し とお[つ] おやの いさ[お]
(をりかへし)
あめ[つ]ちは よ[しー]や [く]ずるとも そ[の] みなは
[く]ちせず とこ[し]なえに
いつ[わ]りを こーのま[ざ]る やま[と]ごころーを も[て]
しん[り]の ひかーりを [うー]け かみ[に] つかえしわ[ざ]
(をりかへし)
あめ[つ]ちは よ[しー]や [く]ずるとも そ[の] みなは
[く]ちせず とこ[し]なえに
あざ[け]るものーの あ[ざ]み むね[に] しのぶーぐさ[の]
つち[を] はなれー くも[いー]に いや[さ]かゆる ほま[れ]
(をりかへし)
あめ[つ]ちは よ[しー]や [く]ずるとも そ[の] みなは
[く]ちせず とこ[し]なえに