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日本聖殉教者 【しきしまの】 (公教聖歌 #408)

主イエズス・キリスト、
主は十字架の刑によりて、
聖ペトロ・バプチスタ、聖パウロ三木、
およびその他の殉ヘ者をして、
主の御鑑みにならわしめ、
日本國民の信仰の初穂として、
かれらの鮮血を納め給えり。
願わくは二十六聖殉ヘ者の御取次によりて、
堅固なる信仰と迫害に堪うる勇氣とを
われらに得しめ給え。アーメン。(二月五日)

しきしまの やまとごころの
咲き映えて かみのみくにの
實(みの)りしげかり
(をりかへし)
いのちをば やまとしまねに
ささげおき 主にならいたる
人のきよけさ
もののふは 名をし立つべし
ついに世の 消(け)ぬべくあらぬ
靈魂(たましい)の名を
(をりかへし)
いのちをば やまとしまねに
ささげおき 主にならいたる
人のきよけさ
みちならぬ 道をいなみて
ひとつみち 血染(ちぞ)めあゆみし
道の子等(こら)はも
(をりかへし)
いのちをば やまとしまねに
ささげおき 主にならいたる
人のきよけさ

▲ しきしま: 「日本国」の別称。「やまと」「世」にかかる。
▲ もののふ(武士): 武士、さむらい、つわもの。
▲ ゐなむ(居並む): 並んですわる、居並ぶ、列座する。
◆ 4分の4拍子: 4拍目から始まります。

し[き]しまの やま[と] ごこ[ろー]の
さ[きー]はえー[て] か[み]のー みー[く]にの
み[の]り しげか[り]
(をりかへし)
い[のー]ちーをー[ば] やま[と] しまね[に]
さ[さー]げーおー[き] しゅに [な]らいた[る]
ひと[の] きよけ[さ]
も[の]のふ[は] なを[し] たつ[べー]し
つ[いー]に よー[の] け[ぬ]べーくー[あ]らぬ
た[ま]しいの な[を]
(をりかへし)
い[のー]ちーをー[ば] やま[と] しまね[に]
さ[さー]げーおー[き] しゅに [な]らいた[る]
ひと[の] きよけ[さ]
み[ち]なら[ぬ] みち[を] いな[みー]て
ひ[とー]つみー[ち] ち[ぞ]めー あー[ゆ]みし
み[ち]の こらは[も]
(をりかへし)
い[のー]ちーをー[ば] やま[と] しまね[に]
さ[さー]げーおー[き] しゅに [な]らいた[る]
ひと[の] きよけ[さ]