聖父と聖子と聖霊との御名によりて。アーメン。
(ちちと こと せいれいとの みなに よりて。アーメン。)
天にましますわれらの父よ、 願わくは御名(みな)の尊まれんことを、 御国(みくに)の来(きた)らんことを、 御旨(みむね)の天に行わるる如(ごと)く地にも行われんことを。 ▲われらの日用(にちよう)の糧(かて)を、 今日(こんにち)われらに与え給え。 われらが人に赦す如く、われらの罪を赦し給え。 われらを試みに引き給わざれ、われらを悪(あく)より救い給え。アーメン。
めでたし、聖寵(せいちょう)充ち満てる(みちみてる)マリア、 主(しゅ)御身(おんみ)と共に(ともに)まします。 御身は女のうちにて祝(しゅく)せられ、 御胎内(ごたいない)の御子(おんこ)イエズスも祝せられ給う。 ▲天主(てんしゅ)の御母(おんはは)聖マリア、 罪人(つみびと)なるわれらのために、 今も臨終のときも祈り給え。アーメン。
願わくは、聖父(ちち)と聖子(こ)と聖霊(せいれい)とに栄えあらんことを。 ▲始めにありし如く、 今もいつも世々にいたるまで。アーメン。
われは、天地の創造主(そうぞうしゅ)、全能の父なる天主を信じ、また その御独り子(おんひとりご)、われらの主イエズス・キリスト、すなわち、 聖霊(せいれい)によりて宿り、童貞(どうてい)マリアより生まれ、 ポンシオ・ピラトの管下(かんか)にて苦しみを受け、十字架に付けられ、 死して葬(ほうむ)られ、古聖所(こせいしょ)に降りて(くだりて) 三日目に死者のうちよりよみがえり、天に昇りて(のぼりて)全能の父なる天主の右に座(ざ)し、 かしこより生ける人と死せる人とを裁かんために 来り給う主を信じ奉る。 ▲われは聖霊、聖なる公教会、諸聖人(しょせいじん)の通効(つうこう)、罪のゆるし、 肉身(にくしん)のよみがえり、終りなき命を信じ奉る。アーメン。
真理の源(みなもと)なる天主、 ▲主は誤りなき御者(おんもの)にましますが故に、 われは主が公教会に垂(た)れて、 われらに諭し給える教えを、ことごとく信じ奉る。
恵みの源(みなもと)なる天主、 ▲主は約束を違(たが)えざる御者(おんもの)にましますが故に、 救世主イエズス・キリストの御功徳(おんくどく)によりて、 その御約束(おんやくそく)の如く、われに終りなき命と、 これを得(う)べき聖寵(せいちょう)とを、必ず与え給わんことを望み奉る。
愛の源(みなもと)なる天主、 ▲主は限りなく愛すべき御者(おんもの)にましますが故に、 われ、心を尽し力を尽して、深く主を愛し奉る。 また主を愛するがために、 人をもわが身の如く愛せんことを努め奉る。
ああ天主、われ、主の限りなくきらい給う罪をもつて、 限りなく愛すべき御父(おんちち)に背(そむ)きしを深く悔み(くやみ)奉る。 ▲御子(おんこ)イエズス・キリストの流し給える、 御血(おんち)の功徳(くどく)によりて、わが罪を赦し給え。 聖寵(せいちょう)の助けをもつて今より心を改め、 再び罪を犯して、御心(みこころ)に背くことあるまじと決心し奉る。 アーメン。
全能の天主、終生(しゅうせい)童貞(どうてい)なる聖マリア、
大天使(だいてんし)聖ミカエル、洗者(せんしゃ)聖ヨハネ、
使徒聖ペトロ、聖パウロ、および諸聖人(しょせいじん)にむかいて、
われは思いと言葉と行いとをもつて
多くの罪を犯せしことを告白し奉る。
▲これわがあやまちなり、わがあやまちなり、
わがいと大いなるあやまちなり。
これによりて、終生(しゅうせい)童貞(どうてい)なる聖マリア、大天使(だいてんし)聖ミカエル、
洗者(せんしゃ)聖ヨハネ、使徒聖ペトロ、聖パウロ、および諸聖人に、
わがためにわれらの主なる天主に、祈られんことを願い奉る。
願わくは全能の天主、われらをあわれみ、
われらの罪を赦して終りなき命へ導き給え。▲アーメン。
願わくは全能にして慈悲(じひ)なる主(しゅ)、
われらをあわれみ、罪の赦しを与え給え。▲アーメン。
第一 | われはなんじの主なり。われを唯一の天主として礼拝すべし。 |
第二 | なんじ、天主の名をみだりに呼ぶなかれ。 |
第三 | なんじ、安息日(あんそくじつ)を聖とすべきことをおぼゆべし。 |
第四 | なんじ、父母(ちちはは)を敬うべし。 |
第五 | なんじ、殺すなかれ。 |
第六 | なんじ、かんいんするなかれ。 |
第七 | なんじ、盗むなかれ。 |
第八 | なんじ、偽証するなかれ。 |
第九 | なんじ、人のつまを恋(こ)うるなかれ。 |
第十 | なんじ、人の持ち物をみだりに望むなかれ。 |
第一 | 主日と守るべき祝日とを聖とし、ミサ聖祭に与るべし。 |
第二 | 少なくとも年に一度は必ず告白すべし。 |
第三 | 少なくとも年に一度は御復活(ごふっかつ)のころに聖体(せいたい)を受くべし。 |
第四 | 定められた期日には大斎(だいさい)を守るべし。 |
第五 | 金曜日およびその他定められたる期日には小斎(しょうさい)を守るべし。 |
第六 | 各々(おのおの)の分に応じて教会維持費を負担すべし。 |
(朝、昼、晩、ひざまずいて唱える。ただし、日曜はその前晩から立つて唱える。)
主の御使い(みつかい)の告げありければ、▲マリアは聖霊(せいれい)によりて懐胎(かいたい)し給えり。
われは主のつかいめなり。▲仰せ(おおせ)の如く(ごとく)われになれかし。
しかして御言葉(みことば)はひととなり給い、▲われらのうちに住み給えり。
天主の聖母われらのために祈り給え、▲キリストの御約束(おんやくそく)にわれらを適(かな)わしめ給え。
祈願 主よ、われら天使の告げを以て(もつて)、御子(おんこ)キリストの御託身(たくしん)を知りたれば、願わくはその御苦難(ごくなん)と十字架とによりて、ついに御復活(ごふっかつ)の栄えに達するを得んため、われらの心に聖寵(せいちょう)を注ぎ給え。われらの主キリストによりて願い奉る。アーメン。
(御復活の祝日の前日の昼から三位一体の祝日の前日の昼まで、御告げの祈りに代え起つて唱える)
天の元后(げんこう)喜び給え。アレルヤ。▲御身(おんみ)に宿り給いし者は。アレルヤ
宣(のたま)える如くよみがえり給えり。アレルヤ。▲われらのために天主に祈り給え。アレルヤ
童貞(どうてい)マリア喜び給え。アレルヤ。▲主まことによみがえり給いたればなり。アレルヤ。
祈願 聖子(おんこ)イエズス・キリストの御復活(ごふっかつ)をもつて世界を喜ばしめ給いし天主、願わくはその御母(おんはは)童貞マリアによりて、終りなき命の喜びをわれらに得しめ給え。われらの主キリストによりて願い奉る。アーメン
至聖(しせい)なるイエズスの聖心(みこころ)、▲われらを憐(あわれ)み給え。
心の柔和、けんそんなるイエズス、▲われらの心を聖心(みこころ)にあやからしめ給え。
聖マリアの汚れ(けがれ)なき御心(みこころ)、▲われらのために祈り給え。
大天使聖ミカエル、▲われらのために祈り給え。
聖ヨゼフ、▲われらのために祈り給え。
聖フランシスコ・ザベリオ、▲われらのために祈り給え。
幼きイエズスの聖テレジア、▲われらのために祈り給え。
日本(にっぽん)の尊き(とうとき)殉教者(じゅんきょうしゃ)、▲われらのために祈り給え。