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ロザリオの祈


■ p.133 ロザリオの祈

ロザリオの祈りは救世主と聖マリアの主な喜び、苦しみ、栄えの玄義を黙想しながら天使祝詞百五十回を唱える祈りである。天使祝詞十回が一連で、五連が一環となり三環で終る。一連毎に一玄義を黙想するからロザリオの十五玄義といわれる。一日に一環を唱える場合には、喜びの玄義を月曜木曜の日に、苦しみの玄義を火曜金曜の日に、栄えの玄義を水曜土曜日曜の日に黙想する。一般に各連の唱え方は黙想する玄義を始めに唱え、大珠では主祷文、小珠では天使祝詞各一回宛を唱え、終りに栄唱を唱える。


公教会祈祷文


■ p.134 ロザリオの祈 喜びの玄義

第一玄義 この一連を献げて、聖母が御告げを受け給いたるを黙想し、その御取り次ぎによりてけんそんの徳をこいねがわん。

第二玄義 この一連を献げて、聖母がエリザベトを訪問し給いたるを黙想し、その御取り次ぎによりて人を愛する徳をこいねがわん。

第三玄義 この一連を献げて、主の降誕し給いたるを黙想し、聖母の御取り次ぎによりて清貧の徳をこいねがわん。

第四玄義 この一連を献げて、聖母が潔めの式にあずかり、主を聖殿に献げ給いたるを黙想し、その御取り次ぎによりておきてを守る徳をこいねがわん。

第五玄義 この一連を献げて、聖母が主を聖殿にて見出し給いたるを黙想し、その御取り次ぎによりて主を愛する徳をこいねがわん。


公教会祈祷文


■ p.135 ロザリオの祈 苦しみの玄義

第一玄義 この一連を献げて、主がゲッセマニの園にて死するばかり憂い給いたるを黙想し、聖母の御取り次ぎによりて罪を痛悔する恵みをこいねがわん。

第二玄義 この一連を献げて、主がむち打たれ給いたるを黙想し、 聖母の御取り次ぎによりて罪を償う恵みをこいねがわん。

第三玄義 この一連を献げて、主がいばらの冠をかむらせられ給いたるを黙想し、聖母の御取り次ぎによりて侮辱を恐れざる恵みをこいねがわん。

第四玄義 この一連を献げて、主が十字架を担い給いたるを黙想し、聖母の御取り次ぎによりて苦難を甘んじ受くる恵みをこいねがわん。

第五玄義 この一連を献げて、主が十字架にくぎ付けにせられて死し給いたるを黙想し、聖母の御取り次ぎによりて救霊の恵みをこいねがわん。


公教会祈祷文


■ p.137 ロザリオの祈 栄えの玄義

第一玄義 この一連を献げて、主の復活し給いたるを黙想し、聖母の御取り次ぎによりて信仰の徳をこいねがわん。

第二玄義 この一連を献げて、主の昇天し給いたるを黙想し、聖母の御取り次ぎによりて天国の福楽を深く望む心をこいねがわん。

第三玄義 この一連を献げて、聖霊の降臨し給いたるを黙想し、聖母の御取り次ぎによりて聖霊の賜物をこいねがわん。

第四玄義 この一連を献げて、聖母の被昇天を黙想し、その御取り次ぎによりて善き終りを遂ぐる恵みをこいねがわん。

第五玄義 この一連を献げて、聖母が天使と人類との元后に立てられ給いしを黙想し、その御取り次ぎによりて永福の冠をこいねがわん。


公教会祈祷文


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