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死者のための祈

Madonna


霊魂肉身を離れたる後(のち)の祈


天主の聖人は来りてかれを助け、
主の天使は出でてかれを迎え、
かれの霊魂を受け取りて
いと高きにまします天主の御前に献げ給わんことを。
▲かれの招き給えるキリストはかれを受け取り、
天使は天国にかれを導き給わんことを。

主の天使はかれの霊魂を受け取りて
いと高きにまします天主の御前に献げ給え。
▲主よ、永遠の安息をかれに与え、
絶えざる光を彼の上に照らし給え。
主あわれみ給え。▲キリストあわれみ給え。
主あわれみ給え。


天にましますわれらの父よ、
願わくは、御名の尊まれんことを、御国の来たらんことを、
御旨の天に行わるる如く地にも行われんことを。
▲われらの日用の糧を、今日われらに与え給え。
われらが人に赦す如く、われらの罪を赦し給え。
われらを試みに引き給わざれ、
われらを悪より救い給え。アーメン。


主よ、永遠の安息をかれに与え。
▲絶えざる光をかれの上に照らし給え。
かれの安らかに憩わんことを。▲アーメン。
主よ、わが祈りを聴き容れ給え。
▲わが叫びを御前にいたらしめ給え。

祈願 主よ、世を去りたるこの霊魂を主の御手に委せ奉る。
かれが世にありし間、弱きによりて犯したる罪を、
大いなる御あわれみもて赦し給え。
われらの主キリストによりて願い奉る。▲アーメン。

右の(ホームページでは「上の」)祈りが終つてから、遺がいを仰向けに寝かせて胸の上に手を組ませ、十字架あるいはロザリオがあればこれを手に持たせる。側の台の上に十字架を置き、ろうそくをともし、聖水を備える。弔い来る者は聖水を遺がいに注いで祈る。


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司祭不在の時の葬式

葬式は普通司祭が司式するのであるが、やむを得ず司祭なしで行う場合には次のようにする。



一、一般の場合

始めに主祷文、天使祝詞、使徒信経を一回ずつ唱え、次に「霊魂肉身を離れたる後の祈」を唱える。葬列を作つて墓に行く場合は途中ロザリオ、聖歌などをもつて死者のために祈るがよい。墓地において棺を墓の側に置き、デ・プロフンディスを唱える。埋葬して後、次の祈りを唱える。

【墓前の祈り】

 主よ、御顔(おんかお)を向けてわれらを顧み、われらの祈りに慈しみの御耳(おんみみ)を傾け給え。願わくは、主のしもべの願いを聴き容れ給え。

 聖なる主、全能の御父、永遠の天主、主がこの世のやみより永遠の光に招き給いしこのしもべ(しもめ)のために願い奉る。願わくは、かれをして主の楽園に住まわしめ給え。

 主よ洗礼の水に潔(きよ)められ、救霊の聖香油にて祝せられたるこのしもべ(しもめ)の霊魂が、主の天国に入るを得しめ給え。かれは世にありし間、主の御慈悲(おんじひ)にすがりたれば、主のいと大いなる御あわれみによりて、この願いを聴き容れ給え。われらの主イエズス・キリストによりて願い奉る。▲アーメン。

 主よ、永遠の安息をかれに与え、▲絶えざる光をかれの上に照らし給え。

 かれの安らかに憩わんことを。▲アーメン。

 願わくは、死せる信者の霊魂、天主の御あわれみによりて安らかに憩わんことを。▲アーメン。

終りに聖歌を歌う。



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ニ、幼児の場合

七才未満の小児の葬式を行う時は、小児の救霊のためでなく、その霊魂に天国の幸福を与え給う天主を讃美する。故に主祷文、天使祝詞、使徒信経一回ずつ唱えた後、次の祈りを唱える。

 全能全善(ぜんのうぜんぜん)の天主、主は洗礼によりて新たに生まれたる幼児(おさなご)には、この世を去りたる後(のち)、ただちに終りなき命を与え給う。われらは主が今日(こんにち)この幼児にかく恵み給えるを信じ奉る。▲願わくはわれらもまた終生童貞なる聖マリア、および諸聖人の御取次(おんとりつぎ)によりて、この世においては清き心をもつて主に仕え、天国においては幸いなる幼児(おさなご)らと共に、終りなく喜ぶことを得しめ給え。われらの主キリストによりて。アーメン。

墓地への途中ロザリオ(栄えの玄義)を祈り、聖歌を歌い、埋葬した後、次の祈りを唱える。

 清浄潔白(しょうじょうけっぱく)をよみし給う全能永遠の天主、主はこの幼児(おさなご)をあわれみて、かれの霊魂を天国に招き給いたれば、願わくはわれらの上にも御あわれみを垂れ給え。▲主のいと尊き御受難の功徳と終生童貞なる聖マリア、および諸聖人の御取次によりて、われら一同、諸聖人およびすべて主に選ばれたる者と共に、天国の永福を得(う)るにいたらんことを、聖父(ちち)と聖霊と共に、永遠にしろしめし給う主イエズス・キリストによりてこいねがい奉る。アーメン。



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すべての死者のための祈

主よ、われらみまかりし者の霊魂のために祈り奉る。
▲願わくは、そのすべての罪を赦し、
終りなき命の港にいたらしめ給え。アーメン。

主よ、永遠の安息をかれらに与え、
▲絶えざる光をかれらの上に照らし給え。

祈願 すべての人の救霊を望み、
罪人に赦しを与え給う天主、
主の御あわれみを切に願い奉る。
願わくは、終生童貞なる聖マリア、
および諸聖人の御取次によりて、
すでにこの世を去りしわが親、兄弟、姉妹、
親族、恩人、友人に永遠の福楽を与え給わんことを、
われらの主イエズス・キリストによりて願い奉る。▲アーメン。



星


デ・プロフンディス(詩一二九)

主よ、われ深きふちより主に叫び奉れり。
主よ、わが声を聴き容れ給え。
▲願わくは、わが願いの声に御耳(おんみみ)を傾け給え。

主よ、もし不義に御目(おんめ)を留め給わば、
主よ、たれかよく立つことを得ん。
▲されど主に御あわれみあるにより、
また主の御戒めのために、主よ、われは主に依り頼めり。

わが魂は主の御言葉(おんことば)に依り頼み、
わが魂は主に希望せり。
▲朝より夜にいたるまで、イスラエルは主に希望すべし。

そは主の御許(おんもと)にあわれみあり、
また豊かなるあがないあればなり。
▲主は御みずからイスラエルを、
そのすべての不義よりあがない給わん。

主よ、永遠の安息をかれらに与え、
▲絶えざる光をかれらの上に照らし給え。

祈願 すべての信者の創造主、かつあがない主にまします天主、
主のしもべ(しもめ)らの霊魂に、すべての罪の赦しを与え給え。
願わくは、かれらが絶えず望み奉りし赦しをば
われらの切なる祈りによりてこうむらしめ給え。
世々に活きかつしろしめし給う主によりて願い奉る。▲アーメン。

主よ、永遠の安息をかれらに与え、
▲絶えざる光をかれらの上に照らし給え。

かれらの安らかに憩わんことを。▲アーメン。



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通夜の時の祈


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一、

 全能全善なる天主、主は限りなき御慈しみもて、永遠の福楽にいたらしめんため、我等人間を造り給いたれば、願わくは主に召されて天のふるさとに帰り行くこのしもべ(しもめ)の霊魂を御国(みくに)に受け取りて、主の御前(みまえ)に永遠に喜ぶを得しめ給え。

 主あわれみ給え。▲キリストあわれみ給え。
 主あわれみ給え。

 天にましますわれらの父よ、願わくは御名の尊まれんことを、御国の来らんことを、御旨の天に行わるる如く地にも行われんことを。▲われらの日用の糧を今日われらに与え給え。われらが人に赦す如く、われらの罪を赦し給え。われらを試みに引き給わざれ、われらを悪より救い給え。アーメン。

 主よ、永遠の安息をかれに与え。▲絶えざる光をかれの上に照らし給え。
 主よ、かれの霊魂を受け取りて、▲御国へ導き給え。
 かれの安らかに憩わんことを。▲アーメン。



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ニ、

 真理の源なる天主、主は御愛(おんあい)のまなざしをわれらに注ぎ、尊き御(み)教えを示してこれを信ずる恵みを賜いたれば、願わくは、主の御言葉(みことば)に頼りて信仰の道を歩みしこのしもべ(しもめ)の霊魂に、御約束(おんやくそく)の報いを与え、御国において限りなき福楽を得しめ給え。

 主あわれみ給え。▲キリストあわれみ給え。
 主あわれみ給え。

 天にましますわれらの父よ、願わくは御名の尊まれんことを、御国の来らんことを、御旨の天に行わるる如く地にも行われんことを。▲われらの日用の糧を今日われらに与え給え。われらが人に赦す如く、われらの罪を赦し給え。われらを試みに引き給わざれ、われらを悪より救い給え。アーメン。

 主よ、永遠の安息をかれに与え。▲絶えざる光をかれの上に照らし給え。
 主よ、かれの霊魂を受け取りて、▲御国へ導き給え。
 かれの安らかに憩わんことを。▲アーメン。



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三、

 救世主イエズス・キリスト、主はわれらを永遠の死より救わんがため、天より降(くだ)りて人となり給いしにより、願わくは主を信じ、洗礼を受けて天主の愛子(あいし)、御身の兄弟となりしこのしもべ(しもめ)の霊魂を、諸聖人の列に加え、相共(あいとも)に主の御前にて永遠に楽しむを得しめ給え。

 主あわれみ給え。▲キリストあわれみ給え。
 主あわれみ給え。

 天にましますわれらの父よ、願わくは御名の尊まれんことを、御国の来らんことを、御旨の天に行わるる如く地にも行われんことを。▲われらの日用の糧を今日われらに与え給え。われらが人に赦す如く、われらの罪を赦し給え。われらを試みに引き給わざれ、われらを悪より救い給え。アーメン。

 主よ、永遠の安息をかれに与え。▲絶えざる光をかれの上に照らし給え。
 主よ、かれの霊魂を受け取りて、▲御国へ導き給え。
 かれの安らかに憩わんことを。▲アーメン。



>星


四、

 慈しみ深きイエズス、主はわれらの罪を償(つぐの)わんがため、堪え難き苦しみを受け、十字架に付けられて死し給いしにより、願わくは心より悔みて主の御あわれみを求むるこのしもべ(しもめ)を顧み、御苦難の功徳によりて、その犯せし罪を赦し、主と全く和らぎて御胸(みむね)のうちに憩うを得し給え。

 主あわれみ給え。▲キリストあわれみ給え。
 主あわれみ給え。

 天にましますわれらの父よ、願わくは御名の尊まれんことを、御国の来らんことを、御旨の天に行わるる如く地にも行われんことを。▲われらの日用の糧を今日われらに与え給え。われらが人に赦す如く、われらの罪を赦し給え。われらを試みに引き給わざれ、われらを悪より救い給え。アーメン。

 主よ、永遠の安息をかれに与え。▲絶えざる光をかれの上に照らし給え。
 主よ、かれの霊魂を受け取りて、▲御国へ導き給え。
 かれの安らかに憩わんことを。▲アーメン。



>星


五、

 主は『人もしわれに従わんと欲せば、おのれを棄て、おのが十字架を取りて、われに従うべし』と宣(のたま)えり。願わくはこのしもべ(しもめ)が困難、苦痛を耐え忍び、御跡(おんあと)を慕いしを顧みて、御父(おんちち)の許(もと)へ導き給え。

 主あわれみ給え。▲キリストあわれみ給え。
 主あわれみ給え。

 天にましますわれらの父よ、願わくは御名の尊まれんことを、御国の来らんことを、御旨の天に行わるる如く地にも行われんことを。▲われらの日用の糧を今日われらに与え給え。われらが人に赦す如く、われらの罪を赦し給え。われらを試みに引き給わざれ、われらを悪より救い給え。アーメン。

 主よ、永遠の安息をかれに与え。▲絶えざる光をかれの上に照らし給え。
 主よ、かれの霊魂を受け取りて、▲御国へ導き給え。
 かれの安らかに憩わんことを。▲アーメン。



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六、

 主よ、御身は『なんじ心を尽し、霊を尽し、意を尽してなんじの天主を愛し、また近き者をおのれの如く愛すべし』と命じ給えり。願わくはこのしもべ(しもめ)が知恵をもつて主を求め、心をもつて主を愛し、また主の御ために隣人を愛せしを顧み、無上の栄福を与え給え。

 主あわれみ給え。▲キリストあわれみ給え。
 主あわれみ給え。

 天にましますわれらの父よ、願わくは御名の尊まれんことを、御国の来らんことを、御旨の天に行わるる如く地にも行われんことを。▲われらの日用の糧を今日われらに与え給え。われらが人に赦す如く、われらの罪を赦し給え。われらを試みに引き給わざれ、われらを悪より救い給え。アーメン。

 主よ、永遠の安息をかれに与え。▲絶えざる光をかれの上に照らし給え。
 主よ、かれの霊魂を受け取りて、▲御国へ導き給え。
 かれの安らかに憩わんことを。▲アーメン。



祈願 主よ、誠心(まごころ)もて願い奉るわれらの祈りに、御耳を傾けて御慈しみを垂れ給え。主の御召(おめし)によりてゆきししもべ(しもめ)の霊魂を、平安と光明(こうみょう)との御国に迎え、諸聖人の栄えに加え給わんことを、われらの主キリストによりて願い奉る。▲アーメン。



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